ギルド長のノルマルじゃ。
魔導書紹介の書き方ポイントをまとめたのじゃ。
異世界ゲートの職員にむけたものじゃから、
職員はヒントにするといいのじゃ。
世の冒険者たちに、より上質な情報を伝えるために
日々努力じゃぞ。
「魔導書で体験したことを冒険者達どう伝えたえたらいいですか」
ふむふむ、世の中には、読書感想文などというものもあるのじゃ。
それ一緒じゃな。
感じたことを伝えるのじゃ。
どう感じたか？共感、興味をもってもらえたら、すばらしいことじゃのう。
感じるのじゃ（基礎編）
感じると一言に言っても難しいのぅ。。
ワシくらいになるとまたべつじゃが・・
まずは基本からじゃ。訓練場での素振りと同じじゃ
「印象に残った場面」を思い出すのじゃ
どんなシーンが頭に残っておるかのぅ。
感動的なシーンかのぅ。
戦闘シーンであったり、告白シーンだったりかのぅ。
その印象がとっかかりになるのじゃ！
「その場面で感じたこと」はなんじゃ
魔導書からどんな風に心揺さぶられたかじゃ。
心の動きが、レベルアップにつながるんじゃ。
一番伝えやすいことじゃな。
伝え方は、魔法と同じ。不思議な力が宿るものなんじゃ。
どんな言葉があるか。あげておこうかのぅ
■魔法の言葉（感じる）
・感覚
熱いものがこみ上げる、
息を呑む
感極まる
感無量
感涙にむせぶ
深く感銘を受けた
・心
心が洗われる
心に残る
心が弾む
心が晴れる
心に刻む
心に響く
心を躍らせる
心を突き動かす
心を揺さぶる
強く心を打たれた
・胸
胸が熱くなる
胸がいっぱいになる
胸に響く
胸に迫る
胸を打たれる
胸を焦がす
胸を詰まらせる
胸を衝く
・目
目が覚めるような
目頭が熱くなる
・擬音語
どきどき
きゅんとする
ぐっとくる
はらはら
わくわく
自分に置き換えるのじゃ
勇者の職業でなくても、勇者になれるのじゃ。
要は想像力じゃな。
『その場面、自分ならどうするか？』
同じように窮地を脱出できるかのぅ？
感動的な言葉を紡げるかのぅ？
そういうことじゃ。
『主人公や登場人物と違う部分、同じ部分を明確に』
人はみな違うものじゃ。
同じ部分、違う部分あるのがあたりまえじゃ
そこを明確にすることで、メリハリのあるものとなるはずじゃ。
もし同じ体験をしたことがあるのなら、例をあげてみるのもよいかもれんのぅ。
知り合いの例でも親近感がわくかもしれんのぅ。
『スライムが顔に張り付いて、窒息しかけた』とか、あるあるじゃからのぅ。
『スライムが股間に直撃』もあるあるじゃのぅ。ひっひっひ。
漏らしたみたいになるんじゃ。ひっひっひ
④体験前と後での変化。
魔導書を体験すると、体や心に変化があるはずじゃ。
ほんとにちぃーーーーさなことから、大きなことまで。
リラックスできただけでも、儲けものじゃな。
まぁ知能（INT)があがることもあるじゃろうし・・
気づいたこと、学んだこと、自分の変化（考え方、見方）を伝えると
より冒険者たちにも魅力的に映るかもしれないのぅ。
あとは、魔導書の体験後、どうしようと考えているかとか
感想、行動、心がけ伝えると、うまく締めくくれそうじゃな。
感じるのじゃ（応用編）
感じ方をさらに深堀するのじゃ。
ここからは、応用編じゃ。
訓練場でスキルを使うくらいの感覚じゃな。
体験前後であった大きな変化（時間の経過による変化）
時空、空間属性がなくとも、意識することで感じることは可能じゃ。
魔導書にはそれだけの力がある。
感じるのじゃ。
冒険の内容、印象、感じ方、どんな変化があったかを表現するのじゃ
変化の観点は４つじゃ！
① 冒険者の成長
② 冒険者を取り巻く環境
③ 想像した話の展開
④ 題名から想像
変化と感じたことを明確にし、根拠を明確にするのじゃ
①②：冒険者の変化
③④：おぬしの変化
※以上のことを感じたとき、どのように変化したか、
変化の根拠は何かがわかるように表現するのがポイントじゃ。
”時空の経過を感じろ”
数年前体験したものを再体験した変化（現在と過去の比較）
昔はこうだったが、今はこうだ！
なぜそうなったのか、何が起きたのかを明確にするのがいいのじゃ。
冒険者、仲間に対する疑問、
冒険は、いいことばかりではないのじゃ
冒険者、仲間の行動が理解しがたければ、
「なぜそのような行動をとったのだろう。私ならこうする。」など、
自分との違い感じるのじゃ。
なぜそのような違いが生じたと思うか、魔導書の内容を分析し、
おぬしなりの意見をまとめるのがポイントじゃ…
反論などを書く場合、根拠を交えて書くのがポイントじゃ。
ただし、魔導書や製作者の批判にならないように注意することじゃ
いっぱいポイントがたまったのぅ。
なにかと交換してほしいのじゃ。
薬草でもよいぞ。
問題意識（未来を感じる）
おぬしの日常環境、社会の状況、人間関係に関し、
未来を変えていきたいと感じるタイプむけじゃな。
なぜそう感じたかの根拠、どうするべきだと感じたか
などを明確に書くのじゃ。
同一体験（過去を感じる）
冒険者や登場人物と同一体験をしたタイプ向けじゃな。
状況、感じたことの共通部分や異なる部分を挙げて
おぬしの考えを書くのじゃ
魔導書が不完全で完結していない、
まだまだ成長中の場合に未来を想像するのじゃ。
魔導書のつづきをおぬしが書いてもいいのじゃ
まとめ
魔導書の息吹を感じるのじゃ！
心に感じた場面、なぜそう感じたのか、
おぬしはどうしていきたいと思ったのか
共感したのはなぜじゃ
そういうことじゃ。
ギルドの作業にもどるのじゃ。いそがしいのじゃ。（おひるねが）
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