ちょっと、聞いてください!
ついに聖獣のテイムに成功したんですよ!
まぁ、私がしたわけじゃないんですが、
ギルド所属冒険者さんが、ついに、成功!
たまたま拾った卵が、魔獣(モンスター)のものと思っていたら、
なんと、聖獣のたまごだったんですよ!
装備がこれとか、ひどくないですか?(聖獣談)
聖獣の卵を見つめていた3人の男女から声が上がった。
「うおおおおお!聖獣がついに卵から孵るぞ!」
「おお、本当だ。ひびが入ってきて、、黄色いくちばしが見てて来たってばよ」
「え、え、これってよくある刷り込み効果で、初めて見たものを親と認識しちゃうやつかしら」
三人がワタワタしている間にも、殻が半分にわれて、
卵の中から黄色いひなが顔をだした。
「うおーちょーかわいいじゃねぇかぁ」
「ちょ、私にも見せてくれる?あれ、、、鑑定できるようなってる。。
ちょ!!魔獣じゃなくて、聖獣よ、この子」
卵の段階では鑑定不可となっていたが、聖獣が殻を破った瞬間から3人を仲間と認識したため、鑑定が可能となっていた。
「それ本当か!ちょっとこのパーティにも運がまわってきたかぁ!」
「もう少し、詳しく鑑定するってばよ」
「ええ、少し待ってね。ええっと、、あら、この殻・・・すごいわよ」
【鑑定結果】対象:殻
・聖獣の殻
・聖獣が装備することで、魔法攻撃無効、物理攻撃無効。
・ひなが成鳥になるまで、効果は持続。
・ひなが成鳥になった後、殻が進化する。進化先はそれまでの経験に依存。
「おおおおお!もうこれは、装備はきまったようなもんだな。」
「ええそうね。こんなの存在自体が信じられないわ。」
興奮する3人をよそに、聖獣は思った。
『装備がこれとか、ひどくないですか?』
『というか、はやく名前を付けてほしい・・・』
ちょろちょろと歩き出した聖獣に気づい3人が慌てて名前をつけたのは
生まれて、5分後の事だった。。
聖獣:「ぴよ助」爆誕
ギルド職員のつぶやき
えーーー!聖獣の卵の殻って、そんなすごいものだったですね!
タダの殻だとおもって、思わず捨てちゃうところでしたぁ。
ほんと、拾ってきた卵が聖獣だったなんて、後で問題にならなければいいですけど。
でもでも、これで最近低迷していたテイム人口も活気がでてきちゃうかも!
今後が楽しみですぅ。
あ、私、エルフの血がすこーーーしだけ入っているテイのルイーナです。
今後もよろしくお願いしまーす。
月の明かりに照らされて、闇夜に輝くエルフの白髪。
あなたにエルフの加護があらんことを!
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